イエス様は種を蒔く人の例え話を話しました。後で弟子達に説明しました。種を蒔く人は種を４つのような土に蒔きました。道端、石だらけで土の少ない所、茨の間、そして良い土地です。鳥とは、悪魔です。人が神の御国の言葉を聞く事のチャンスがないように、信じるチャンスがないように、その御言葉を奪い取ります。石だらけの所にいる人とは、最初、喜んで御言葉を聞きますが、表面だけ理解しますので、信仰の深いルーツがないので、艱難（かんなん）や迫害が起こるとつまずいて、信仰が枯れて、失って、落ちます。「22茨の中に蒔かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆いふさいで、実らない人で」す。御言葉をふさいで、その意味を変えたり、疑ったりして、信者は、信仰を失って、落ちます。しかし、良い土に蒔かれたたねは、よく実ります。あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結ぶのです。

        イエス様は、伝導の本当の状態を話します。イエス様の時代にも私達の時代もそうです。神の御国の言葉とはキリストの福音と律法の言葉です。忠実に述べ伝えても、全ての人はそれを信じて、信仰の実を実らせません。もし信仰の実とは、愛と伝導と良い業でしたら、全ての信者がスーパークリスチャンではありません。あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結ぶのです。イエス様は本当の状態を話します。

        この例え話は、「種を蒔く人の例え」と呼ばれています。「四つの土の例え」と呼ばれていません。この例え話の中心が、種を蒔く人であるからです。イエス様は、種をすべての所に蒔いてもらいたいと思います。成長は聖霊の仕事です。私達の仕事とは、御言葉を話す事です。

        私は、この例え話を「嬉しく種を蒔く人の例え」と呼びたいと思います。ある朝、私達の種を蒔く人は起きて、この日は、種を蒔く日になったので、嬉しいです。その仕事は上手です。悪い所に蒔いても、その種がもったいない訳ではありません。先ず、最初には、どこが悪いかわかりません。どこが石が多くて、土が薄いか分かりませんし、どこに雑草が出るか分かりませんが、すべての所に芽が出る事が出来ると思います。そして、一番悪い土でしても、時間が短くても、芽が出てちょっとした成長があります。では、多分、道はどこにあるか目で見えるでしょう。多分、道端に待っているおなかの空いている鳥を見るでしょう。もしかしたら、彼は鳥が好きでしょう。公園で鳩にえさをやるでしょうか。それで、この朝、道端に待っている鳥の為に、道に種を投げるでしょうか。私達の「嬉しく種を蒔く人」は鳥をも嬉しくするでしょうか。種がもったいない訳ではありません。神の御言葉は無限だからです。

        教会の多くの伝道活動は、その道のようでしょう。ラジオ伝道はそうでしょう。トラくトを近所中のポストに入れても、すぐにゴミ箱に入れられているでしょう。私達のcharity の業によって、誰も教会につながらない感じがします。伝道は無駄でしょうか。いいえ。世界食料の日の献金は、バングラデシュや他のイスラムの国に行きます。その人がキリスト信者になる可能性が低いです。それで、献金する自分自身に何の利益も無いので、純粋な慈善になるでしょう。覚えておきましょう。神様はその人々を愛します。御自分の人々、御自分の尊い創造物だからです。たくさんのツバメよりもまさってます（マタイ10:31）。

        石だらけの所には、土が少ないので、水分を保つ事が出来ないので、その所の麦がすぐ枯れて死にます。人間も同じです。クリスマス・イブの礼拝に参加して、天使と博士達の話を聞いて楽しいと思いますが、それしか知りません。イエス様の死と復活を知りません。神の愛と罪の赦しの中に自分の人生のルーツが無いので、生活の問題が起こりますと、どうやって祈るか、どうやって神様を見つけるか分かりません。しかし、私達のクリスマス・イブや毎週の日曜日の礼拝に誰でも出席する事ができます。又、このような時はどうでしょうか。誰かがクシャミします。“God bless you”や「お大事に」と言います。その言葉を聞いてその人が嬉しいかもしれません。もしかしたら、神様は私達の小さな祈りを聞いて、その人がもう少し早く風邪が治るかもしれません。私達はその嬉しく種を蒔く人になる時、私達は心配しません。神の御言葉の種が無限だからです。

        雑草と茨は土から水と栄養を取ります。麦より強いです。でも、その雑草はどこから出るか分かりません。風によって、茨の種やタンポポの種が広い所に飛toばされています。親達は自分の子供が悪い友達にならないように心配します。最初は良いでしょう、教会や教会学校に連れて行きます。そして、イエス様が言われるようになるかもしれません。「22茨の中に蒔かれたものとは、御言葉を聞くが、世の思い煩いや富の誘惑が御言葉を覆いで、実らない人である。」言い換えますと、心配と誘惑と罪です。最初にその可愛そうな麦には、良い家や教会がありますが、イエス・キリストの愛と力と赦しを忘れます。この茨は、十字架上のイエス様の頭の上にあった物質的な冠ではないでしょう。しかし、この茨を起こす罪でも、イエス・キリストによって赦されています。いろいろの敵や迫害や心配や誘惑のような茨の中に生きているキリスト信者には、キリストの愛と赦しが唯一の希望と力を与えますので、その信者は生きる事が出来ます、いや、いきいき活きる事が出来ます。

良い土の中の麦の元気な成長を見ると、私達の嬉しく種を蒔く人はなさらに、嬉しいです。

        アーメン。

祈ります。全能の神様。私たちに御言葉の種を植えて（まいて）くださり感謝いたします。聖霊の助けによって、喜びをもって御言葉を受け入れ、御言葉に従って生き、信仰と希望と愛において成長することができるようにしてください。救い主、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン

マイケル・ニアフッド、牧師、沖縄ルーテル教会