2023年4月16日、復活節第2主日A ヨハネ２０：１９－３１
信仰の祝福
復活して次の日曜日、イエス様は再び弟子達の所に表れました。今日、イースターの次の日曜日、イエス様は再び私達にも表れて下さいます。私達はトマスと違います。私達はイエス様の手の釘の後を見えないので、指で触る事も出来ないので、刺されたわきばらに自分の手で触る事が出来ないですが、それなのに、信じて、トマスと共に言う事が出来ます：「わたしの主、わたしの神よ」と。信仰の祝福があります。イエス様が言われたようです。「見ないのに信じる人は、幸いである。」
私は聖書の話を読む時、自分がその話の人物の一人になる事があります。その話をよく理解する為に役に立ちます。このようにして、聖霊は聖書の言葉によって自分に語ると感じます。それで、自分が、シナイ山の上で十戒を受けるモーセになり、エデンの園でりんごを食べるアダムになり、勇気を持って神を信頼するダビデになり、又反対に、自分の力にプライドを持っているゴリアテにもなります。又、イエス様に癒やされた目の見えない人や足が悪くて歩けない人です。今日の福音書の日課を読みますと、トマスやほかの弟子になります。
実は、私はあんまりトマスのようではありません。自分がイエス様のみ手やその脇腹の傷跡を決して見た事がありませんが、教会学校の時より、全生涯、イエス様が復活したと信じています。トマスと違って、自分がイエス様を自分の手で触らなくても、イエス様は私に触って下さいました。即ち、イエス様は私の人生に影響を与えます。私や私の愛する人を助けて、癒やして、導いた事があります。又、教会の牧師としての仕事を助けた事があります。
もし私がトマスのようではなければ、他の弟子のようです、特に、教会の牧師の仕事の場合です。弟子達はトマスに言いました、「私達は主を見た」と。しかし、トマスが彼らを信じませんでした。復活の最初の夕方の事をトマスに教えました。
自分たちのいる家の戸に鍵をかけていたのに、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われました。「シャローム。」 20そう言って、手とわき腹とをお見せになった。手とわき腹とをお見せになりました。福音を述べ伝えるように遣わしました。福音のメッセージは、どうしてイエス様の手と脇腹が刺されたか教えます。即ち、罪を赦す為です。その働きをする為に、彼らに息を吹きかけて言われました。「聖霊を受けなさい。だれの罪でも、あなたがたが赦せば、その罪は赦される。だれの罪でも、あなたがたが赦さなければ、赦されないまま残る。」弟子達はトマスにこの出来事を教えましたが、彼らを信じようと思いませんでした。
この点では、私の福音の牧師の仕事が、弟子達のようになります。私も信じたくない耳に福音を述べ伝えた事があります。弟子達が疑い深いトマスにフラストレーションを感じたでしょう、私も自分の説教の結果に同じ感じがするでしょう。それなのに、私が知っているのは、聖霊が信仰を創造する方法とは、御言葉と聖礼典においてです。それが恵みの手段とも言われています。このようにして救われる恵みが私達に来ます。色々の形になります：
説教と聖書勉強と伝導、又、礼拝と聖書のクラスと教会学校、又、伝導集会や教会バザーや音楽会、又、チェリティーと福祉や災害救済援助献金、又、信仰の証や自分の人生の中の神の働きを話す事やクリスチャンとして人生を送る事、又、日曜日の朝の礼拝と洗礼と聖餐式、又、美術と音楽と遊び、又、奇跡を見たりそれが本当に神様からの奇跡であると信じたり、その奇跡の為に神様を褒め称えたりする事です。
イエス様が私達に来られる時、トマスに来られた時と違います。手と脇腹の傷跡を私達に見せません。現代、それに近いのは、奇跡を見せる事でしょう。しかし、もしイエス様が私達一人一人に来られましても、私達が信じるでしょうか。それが分かりません。癒やしの奇跡を見たら、信じますか。それも、分かりません。私が思うのは、信仰そのものは奇跡です。信仰を持つのは、聖霊が自分の心の中で働いて下さる証拠です。
御言葉と聖礼典です。聖書と洗礼と聖餐式です。トマスのように私達はイエス様を自分の手で触る事が出来ませんが、自分の手で聖書を持つ事が出来ます。弟子達に吹きかけた息を感じなくても、洗礼のはねかけた水を受ける事が出来ます。聖餐式でキリストの体を取って味わう事が出来ます。
このように私達もトマスのようになる事が出来ます。そして、トマスのように自分の信仰を告白する事が出来ます。「私の主、私の神よ。」と
アーメン。
マイケル・ニアフッド牧師 沖縄ルーテル教会