日本福音ルーテル熊本教会のホームページより
小教理問答書の学び

 はじめに

 ルターの『小教理問答書』は、世界のすべてのルーテル諸教会の、信仰の規準であります。
その形は小さく、文章は簡単ですが、意味はまことに深遠で、キリスト教文献の古典として、
多くの教理問答書の中でも最もすぐれたものともいえます。

農民戦争のために荒れすたれた教会を再建するために、ザクセン侯の命によって、
1562年から29年にわたって、改革者たちは数回その領土内の宗教状態を巡視しましたが、
ルターもそのひとりでした。そのおりルターは、地方民はいうまでもなく、
牧師たちまでが無知無能であり、主の祈り、十戒、使徒信条をさえ唱えることができない
ありさまを見て悲しみにたえず、きわめて平易なことばで、キリスト教の要点を書いて、
公にしなければならないと感じました。

巡視旅行から帰ると、彼はただちに筆をとって二つの教理問答書を書きました。
その一つは牧師たちのための『大教理問答書』で、他は一家の主人がその家族に教えるための
『小教理問答書』です。

この「小教理問答書」が出版されたのは、1529年5月16日のことでした。
それ以来約500年の長い間、キリスト教のよき手引きとして、宗教教育のため、
また一般伝道のために、各国で広く使用されてきました。

この訳は、1951年 全ルーテル協議会が内海季秋牧師、宮坂亀雄牧師を文書委員を任命し、
誰にでもわかるような平易な文章で『小教理問答書』を改訳するように依頼し、出来上がったものです。

 小教理問答書は、以下の2部に分かれて記されています。

第一部では教理的な部分。つまり信仰の基礎について学べるようになっています。
それは以下のような内容です。

 第一部(ルーテル教会の基本3信条)

    十の戒め(03.03.22)

          使徒信条(03.04.09)

          主の祈り(03.04.19)

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